世界経済の成長ペースに減速懸念 G20財務相共有、会議開幕


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 G20財務相・中央銀行総裁会議が開催されたインド西部ガンディナガル=17日(共同)

 【ガンディナガル(インド西部)共同】20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が17日、インド西部ガンディナガルで開幕した。2日間の日程で、初日の討議では世界経済の成長ペースがさらに減速しかねないとの懸念を共有した。感染症の世界的な大流行に対応する新たな緊急資金援助も協議した。一方、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの対応を巡る溝は埋まらず、また共同声明の採択を見送る可能性がある。

 G20は日米欧の先進7カ国(G7)と中国やロシアなどの新興国をメンバーとし、今年はインドが議長国を務める。会議には日本から鈴木俊一財務相と日銀の植田和男総裁が出席した。

 世界銀行によると、2023年の世界全体の経済成長率は2・1%と、22年の3・1%から急減速する見通しだ。米欧など各国・地域の中央銀行が物価高を抑え込むために急激に金利を引き上げたことが打撃となる。日本は会議で「世界的な金融引き締めの継続が為替を含む金融市場に及ぼす影響を緊張感を持って注視する」と訴えた。