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<隠れた名盤> BEGIN『ビギンのマルシャショーラ2』 カーニバル音楽をBEGIN流のノンストップ・メドレーに

 BEGIN『ビギンのマルシャショーラ2』

 BEGINが、ポップスをブラジルのカーニバル音楽風のノンストップ・メドレーにしたCD第2弾。前作はオリジナル曲が中心で中盤に歌謡曲や沖縄民謡を演奏したが、本作では全20曲がカバーだ。

 内容は、『上を向いて歩こう』や『旅の宿』『ジュリアに傷心』、そしてラストの『ラストダンスは私に』とジャンルを横断した昭和の名曲で、幅広い大人に向けた作品だと分かる。

 45分間ホーンのリズムが前面に出た楽しげな演奏の中、いつものアルバムよりも、島袋優と上地等の歌唱が多いことに気づく。勿論、今陽子やあおい輝彦のようなアクの強い声が必要な曲は比嘉栄昇が歌って正解だが、『長い夜』(松山千春)など爽快な楽曲では上地の、『バン・バン・バン』(ザ・スパイダース)などロック系では島袋の声が入ることで、ノン・ストップでもメリハリがあって飽きない。やはり3人だからこそたどり着いた楽園とも言えよう。

 17年前に始まった島唄 “オモトタケオ” シリーズのように定番化を期待。本作を聴けば、体を動かさずにいられないはず。

(テイチク・2315円+税)=臼井孝

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(共同通信)