くらし

シーボルトへ妻が送った手紙発見 オランダに追放後、つづる愛情

 妻の滝がシーボルトに宛てた手紙(ライデン大図書館蔵、宮崎克則教授提供)

 江戸時代後期に来日し長崎を拠点に近代医学を広めたが国外退去処分となったドイツ人医師シーボルト(1796~1866年)に、日本での妻の滝が送った手紙が、オランダのライデン大学で見つかった。遠く離れた夫への愛情がつづられている。

 シーボルトは1823年、長崎・出島のオランダ商館に赴任。滝との間に娘いねを授かった。28年、帰国の際に禁制品の日本地図などを持ち出そうとする「シーボルト事件」を起こし、退去処分を受けて欧州へ戻った。

 帰国の途中でシーボルトは妻子へ書簡を3通送っており、手紙は最初の返信。長さ約3・4メートルの巻紙につづられ、1830年12月25日付。


(共同通信)