くらし

若冲の絵画を90年ぶり確認 東京都美術館など、雄鶏図

 東京都美術館などが発表した、昨年、90年ぶりに確認された伊藤若冲の「梔子雄鶏図」(右)と、約100年ぶりに確認された長沢芦雪の「猿猴弄柿図」=29日午後、東京都内

 東京都美術館などは29日、江戸中期の画家伊藤若冲(1716~1800年)の「梔子雄鶏図」を東京都内で披露した。長く所在不明だったが、昨年、90年ぶりに確認された。地面をついばむ雄鶏とクチナシの木を描いた柔らかい色彩の作品。

 明治学院大教授の山下裕二さんによると、真宗大谷派(本山・東本願寺)の大谷家が所蔵していたが1927年、売り立て(競売)に出した際の目録に掲載されていた。縦85・8センチ、横43・1センチの絹本着色。山下さんは「30代に、試行錯誤していた時期の若冲の特質がよく出ている」と説明している。


(共同通信)