社会

米学生に被爆体験の苦悩を証言 ピースボート乗船の空民子さん

 学生に被爆体験を語る空民子さん(右)=29日、米東部ニュージャージー州ニューアークのラトガース大(共同)

 【ニューアーク共同】非政府組織(NGO)ピースボートの船で世界一周の航海を続けている被爆者空民子さん(76)=広島市中区=が29日、訪問先の米東部ニュージャージー州ニューアークのラトガース大で、学生ら約200人を前に自身の苦悩に満ちた被爆体験を語った。

 3歳のころ、爆心地から約1・4キロの自宅で被爆した空さんは当時の状況について、近くの通りに多くの死体が横たわり「生き地獄だった」と振り返った。

 幼いころは「汚い」とののしられ、被爆者健康手帳が交付された後は「病気になっても医療費がかからなくていいね」と心ない言葉を投げ掛けられることもあったと吐露した。


(共同通信)