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『アース:アメイジング・デイ』 どうやって撮ったの? 生き物たちのスゴイ映像

(C)Earth Films Productions Limited 2017

 公開すれば必ずヒット。今や「ネイチャードキュメンタリーに外れなし!」の感があるが、中でも一番のブランド力を誇るのが、『ディープ・ブルー』『ライフ-いのちをつなぐ物語-』などを大ヒットさせているイギリスのBBC。これは、代表作の一つ『アース』の第2弾だ。

 2007年の前作から10年かけて世界中で集めた生き物たちの映像が、とにかくスゴイ! 野生のジャイアントパンダ親子やイッカクの生態といった希少なものから、ナマケモノの川泳ぎ、ヒグマのマーキング、断崖絶壁で夜を過ごすハクトウラングールまで。至近距離から舐めるように撮った映像も多く、どうやって撮ったの?のオンパレードなのだ。もちろんそれらは、超軽量カメラや1秒に1000コマ以上撮影できるハイスピードカメラ、8ローターのドローンなど最新テクノロジーのなせる技なのだが、アニメでもCGでもなく、実写で見せられる衝撃は大きい!

 しかも、本作の魅力はそれだけではない。『デイズ』ではなく『デイ』とタイトルからも分かる通り地球の一日の物語として構成されており、例えばキリンの縄張り争いは、西部劇の『真昼の決闘』仕立て。孵化したばかりのイグアナのヘビの群れからの大脱走に、前述のナマケモノの川泳ぎはラブコメ調…と、まるで劇映画ようにドラマチックに描かれている。作りものではない“命のドラマ”が、文字通りに楽しめる作品なのだ。★★★★☆(外山真也)

監督:リチャード・デイル、ピーター・ウェーバー、ファン・リーシン

脚本:フランク・コットレル・ボイス、ゲリン・ヤン

11月30日(金)から全国公開


(共同通信)