社会

NHK過労死記者の母親が講演 「命より大事な仕事ない」

 過労死や過労自殺の防止対策を考えるシンポジウムで講演する佐戸未和さんの母恵美子さん=30日午後、大阪市

 過労死や過労自殺の防止策を考える厚生労働省主催のシンポジウムが30日、大阪市で開かれ、2013年に過労死したNHK記者佐戸未和さん=当時(31)=の母恵美子さん(69)が「どんな職場でも、人の命より大事な仕事はない」と涙ながらに語った。

 恵美子さんは佐戸さんの遺影を掲げながらマイクの前に立ち、当時を振り返った。13年は取材すべき選挙が相次ぎ、高熱を点滴で抑えて働く日もあったという。「手に携帯電話を握ったまま亡くなっていた」。直前の残業時間が209時間に上ったことを紹介し「娘には生きていてほしかった」と声を詰まらせた。


(共同通信)