芸能・文化

「耐え子」の魅力語る 作者と俳優の片桐仁さん

 どんな理不尽も笑顔で受け止めるOL・耐え子の超人的な“耐えっぷり”を描き、インターネットで人気のギャグ漫画「耐え子の日常」。書籍化第2弾となる「耐え子の日常 フルスロットル」の発売に合わせ、作者のそろそろ谷川さんと、帯にコメントを寄せている俳優の片桐仁さんが、耐え子の魅力を語った。

 「女性が複数集まると、必ず1人は周囲に気を使って自分を犠牲にしてしまう人がいるな、と感じたのが執筆のきっかけ」と谷川さん。1ページの短い漫画に仕立ててツイッターで連載すると、独特のシュールな笑いで次第にファンを増やした。

 「後輩に電話を無視される」などの日常で起こり得る話から「自分だけモンスターと戦う仕事を任される」という突拍子もない状況まで、ありとあらゆる不運を「平気平気!」の一言で乗り切る耐え子。片桐さんは「『あるある』と共感できる範囲を超えて耐え子が強過ぎるので、もはや笑うしかない」と話す。

 片桐さんのお気に入りは「偶然会った恩師に声を掛けたら、バスケットボールの体さばきで無視された」というエピソードだ。「テンポがよくて面白い。自分は大喜利が苦手なので、よくこんなにネタを思いつくな、と感心します」

 気遣いゼロの言動で耐え子を振り回す個性的な同僚たちにも注目してほしいという。谷川さんは「最初はただの同僚だったのに、描いているうちにどんどんぶっとんだキャラになった。今では耐え子より人気のあるキャラもいます」と苦笑いした。


(共同通信)