
台湾、使用言語を平等に 法案可決

【台北共同】台湾の立法院(国会)は25日、台湾で使用されている各民族の言語を平等に扱うとうたった「国家言語発展法」を可決した。26日、台湾各紙が報じた。
台湾では、1945年に日本が引き揚げた後、台湾を統治した国民党政権(当時)の外省人(中国大陸出身者)が使用する北京語が事実上の「国家言語」だったが、それ以前から台湾に居住していた本省人や少数民族が話す言葉も法律上、対等の扱いとなる。
台湾には公認された16の少数民族にそれぞれの言語があるほか、本省人の間で客家語、ビン南語が使用されており、すべて同法の対象となる。
(共同通信)