政治

首相、改憲議論進展に期待 立民「国民投票」優先を

 安倍晋三首相は6日放送のNHK番組で、1月下旬召集予定の通常国会で、与野党による憲法改正論議の進展に期待を示した。「憲法は国の未来、理想を語るものであり、日本をどのような国にするかとの骨太の議論が国会で求められる。各党が考え方を持ち寄るべきだ」と述べた。公明党の山口那津男代表は慎重な姿勢を表明。立憲民主党の枝野幸男代表は、改憲の是非を問う国民投票の議論を優先させるべきだと訴えた。

 首相は2020年の改正憲法施行を目指すとの方針を巡っては「気持ちは全く変わらない」とする一方、「スケジュールありきではない」と語った。

 山口氏は「国会で議論できる環境を整えることが必要だ。野党を含めた幅広い合意をつくり、国民理解を進めることが国会の役割だ」と強調。同時に5月1日の皇太子さまの新天皇即位などを念頭に「重要行事がめじろ押しの中、国民合意を成熟させるのは容易ではない」と指摘した。

 枝野氏は昨年の臨時国会で衆院憲法審査会が与野党合意なしで開かれたことに触れ「円満かつ建設的な議論をする積み重ねが完全に破壊された。本来の憲法議論のやり方を取り戻すことが大前提だ」とした。その上で「有料広告の全面規制を中心とした国民投票制度の議論こそが最優先だ」と述べた。


(共同通信)