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『クリード 炎の宿敵』 ファンの期待に120%応えた傑作

(C) 2018 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

 多くのファンに愛され続けてきた伝説の「ロッキー」シリーズ。長年にわたってシルベスター・スタローンが演じたロッキーの物語はファンの心を打ったからこそ、そのスピンオフが出るという話を聞いたときはびっくりしたし、正直全然期待していませんでした。

 それなのにロッキーの戦友アポロの息子のアドニス・クリードを主人公にした新シリーズとして復活したスピンオフのパート1『クリード チャンプを継ぐ男』の面白かったこと! 劇場で大号泣したのを今でも覚えているからこそ、パート2もかなり期待しちゃったわけです。

 パート2の本作で描かれるのは、アドニスの父アポロをリング上で無残に殺したドラゴの息子との因縁対決! 圧巻のボクシングシーンは、往年のファンを裏切るどころか120パーセント応える気迫で心臓はバクバク。あ、この高揚感は、そうだ、初めて「ロッキー」を見たあの時と同じ! しかもこの映画、何と言っても素晴らしいのが家族愛なんです。赤ちゃんが生まれ、守るべきものたちに責任を感じるアドニス、彼を父親のように見守るロッキーの無償の愛。単に戦いを描くのではなく、そこまでに至る人間の感情を、役者、監督全員がきちんと描いているので、試合シーンを観ていても悲鳴が出そうなほど入り込めたのだと思います。★★★★★(森田真帆)

監督:スティーブン・ケイプル・Jr

出演:マイケル・B・ジョーダン、シルベスター・スタローン

1月11日(金)から全国公開


(共同通信)