社会

奈良の四天王像から「行基」銘文 菅原寺に安置か

 「行基大菩薩御作 菅原寺」と墨で記された銘文(奈良大提供)

 奈良市にある奈良大は28日、所蔵する木造四天王像から「行基大菩薩御作 菅原寺」と墨で記された銘文が見つかったと発表した。銘文は江戸時代に書かれた可能性があるが、奈良時代の僧行基が創建したとされる菅原寺(奈良市、喜光寺)で安置されていたという伝承を裏付ける銘文という。

 同大学によると、四つの像は寄せ木造りでいずれも高さ約1・6メートル。平安時代末期から鎌倉時代前期の作とみられる。解体の過程で、広目天像と多聞天像の計7カ所から江戸時代に記されたとみられる銘文が見つかった。像自体は行基の作ではないが、長年の信仰から記されたとみられる。


(共同通信)