
朝鮮女子挺身隊訴訟で不二越敗訴 今月3件目、韓国の高裁

【ソウル共同】ソウル高裁は30日、太平洋戦争末期に朝鮮女子勤労挺身隊として朝鮮半島から動員され、機械メーカー「不二越」(東京)の軍需工場で働かされた韓国人女性5人が同社に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、同社に1人当たり1億ウォン(約980万円)の支払いを命じた一審判決を支持、同社の控訴を棄却した。同種訴訟の不二越の敗訴は今月3件目。
判決後、原告の金玉順さん(89)は「天に昇るような気持ち。本当にありがたい」と喜んだ。不二越は「主張が認められなかったのは遺憾だ。上告審で正当性を主張していく」とコメントした。
(共同通信)