社会

東北被災3県でも追悼式 整理つかぬ心、再生の決意

 福島県南相馬市の追悼式で、津波にさらわれた次男翔太ちゃんへの思いを語る斎藤誠さん=11日午後3時15分ごろ

 東日本大震災で多数の死者・行方不明者が出た岩手、宮城、福島3県でも11日、犠牲者を追悼する式典が営まれた。「あなたがいない生活は、やはり寂しい」。家族を亡くした遺族は整理のつかない心の内を語り、被災自治体の首長は再生への決意を新たにした。

 津波で636人が犠牲となった福島県南相馬市の追悼式。斎藤誠さん(48)は、津波にさらわれた次男翔太ちゃん=当時(5)=を捜す途中、東京電力福島第1原発事故で避難せざるを得なくなったことを振り返った。「津波を見たとき、どんなにおびえただろう。置き去りにされて、どんなに寂しかっただろう」と言葉を詰まらせながら語り掛けた。


(共同通信)