芸能・文化

罪の意識と保身に揺れる 東野作品主演の三浦春馬

 東野圭吾さん原作の連続ドラマ「ダイイング・アイ」で主演を務める三浦春馬

 俳優の三浦春馬が、WOWOWの「連続ドラマW 東野圭吾『ダイイング・アイ』」(全6回)で、過去の交通事故が原因で事件に巻き込まれていく主人公を演じる。「罪の意識と保身の間で揺れる人の心理をあぶり出す作品」と語る。

 原作は東野さんのサスペンス小説。三浦演じる雨村は命を狙われたことがきっかけで、自分が過去に交通事故で女性を死なせていたことを知る。だが彼にはなぜか、その事故の記憶がない。

 記憶喪失という難しい役どころだが「あまり意識せず演じた」と三浦。実際の症例を調べたものの、特徴がつかみにくかったことに加え「雨村という男に関して、取り立てて特異なキャラクターとして演じる必要性を感じなかった」と話す。

 幼い頃から優秀な兄と比べられ、期待されずに育った雨村。面倒なことからは目をそらしがちだが、世話になった人の言うことは素直に聞く一面もある。「要するに、至って普通の人間です。だから内面を大きく作ることはしなかった」

 その分、外見を徹底的に作り込んだ。雨村の職業はバーテンダー。撮影の1カ月前からプロの指導を受け、自宅や知人のバーで自主練を重ねて所作を体にたたき込んだ。

 さらに「夜の街に生きる男の陰みたいなものを表現するため」歯にたばこのヤニのような汚れを付ける工夫も。「かかりつけの歯科医に相談したら、はりきって汚してくれました」と明かした。

 放送は16日から。


(共同通信)