社会

国の遅延損害金、診断日から 肺がんの石綿訴訟で初判断

 アスベスト(石綿)が原因の肺がん患者について、国が支払う損害賠償の遅延損害金の起算日が、がん診断時か労災認定時かが争われた訴訟の判決で、福岡地裁小倉支部(井川真志裁判長)は12日、診断時にさかのぼって請求できるとの判断を示した。原告弁護団によると、石綿訴訟では初の判断という。

 国は他の石綿訴訟の和解手続きと同様、労災認定の日から遅延損害金が生じると主張したが、井川裁判長は「肺がんの発症が損害であり、行政の決定がなければ損害を認定できないわけではない」と退けた。


(共同通信)