社会

原発事故自主避難、国の責任否定 2件目「被害回避できず」

 横断幕を掲げ千葉地裁に向かう原告や代理人弁護士ら=14日午後

 東京電力福島第1原発事故で福島県の避難指示区域外から千葉県に自主避難した6世帯19人が、国と東電に計約2億4千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、千葉地裁は14日、国への請求を退け、東電に4世帯9人への計約508万円の支払いを命じた。弁護団によると、全国の同種訴訟約30件中、国を被告とした7件目の判決で、うち国の責任を否定したのは2件目。原告側は控訴を検討する。

 高瀬順久裁判長は、国は遅くとも06年には津波の到来を予見できたとしたが、津波より地震対策を優先した判断に問題はなく、東日本大震災までに防潮堤設置などの対応はできなかったと指摘した。


(共同通信)