社会

東京電力に2千万円賠償命令 原発避難者訴訟、東京地裁

 判決後に記者会見する原告の岡本易さん(右)ら=27日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 福島第1原発事故で避難を余儀なくされた福島県飯舘村と川俣町、浪江町の元住民計42人が、精神的苦痛を受けたとして東京電力に計約16億8千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で東京地裁は27日、慰謝料など計約2100万円を支払うよう命じた。

 中吉徹郎裁判長は、事故によって平穏に生活する利益が侵害されたと判断。その上で、財産的被害への賠償金や1人当たり約850万円の慰謝料が東電から支払われていることなどを踏まえて13人の損害を認定し、慰謝料を30万~320万円とした。

 原告で飯舘村から福島市に転居した岡本易さん(83)は「これ以下はない最悪の判決だ」と憤った。


(共同通信)