社会

B型肝炎、再発基準の賠償認めず 患者逆転敗訴、福岡高裁

 集団予防接種によるB型肝炎患者の救済を巡る控訴審判決を受け、「不当判決」の垂れ幕を掲げる患者側の弁護士=15日午後、福岡高裁前

 集団予防接種によるB型肝炎患者の救済を巡り、20年以上前の最初の発症でなく、再発時を基準に損害賠償を求められるかどうかが争われた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁(山之内紀行裁判長)は15日、最初の発症時とする国基準を支持し、患者側勝訴の一審福岡地裁判決を取り消して請求を棄却した。

 弁護団によると、最初の発症から20年以上たって提訴した同様の再発患者の原告は13地裁で約90人に上り、訴訟を起こしていない患者も少なくないとみられる。この争点に関する高裁判決は初めてで、一、二審で結論が分かれた形になった。

 弁護団は「極めて冷酷な判決」として上告する方針。


(共同通信)