芸能・文化

ルパン三世「演じ続ける」 栗田貫一が決意新たに

 「山田康雄さんと交代した直後の作品は、今でも録音し直したいと思っている」と話す栗田貫一

 アニメ「ルパン三世」シリーズの最新作となる劇場版「LUPIN THE 3RD 峰不二子の嘘」の公開に合わせ、主人公ルパン三世の声を演じる栗田貫一が取材に応じた。「狙った獲物は逃がさない最強の女・不二子の思わぬ弱点や、心の揺れ動きが垣間見える」と、見どころを語る。

 劇場版ならではのハードな展開にお色気描写も盛り込んだ「大人のルパン」。コメディータッチな従来のテレビ版と異なる雰囲気は「海で例えるなら深海に近い」と栗田。声のトーンもぐっと落とし、ハードボイルドに演じた。「暗くても、悪くても、ちゃんと成立する。ルパン三世という作品の幅広さを実感した」

 1995年に初代ルパン役の声優山田康雄が急死、テレビ番組でたびたび物まねをしていた栗田が役を引き継いだ。当初はアニメ声優の経験もなく「ただ物まねするしかなかった」。2011年に不二子役などの声優が交代し、自分が引っ張る立場になったことで「ようやく山田さんを経由しないで演じられるようになったかな」と話す。

 公開前の今年4月には原作者モンキー・パンチさんの訃報があった。「監督や僕らが作るものを、先生はいつも遠くから見守ってくれた」。声優が交代した際にも「いいねえ」と温かい声を掛けてくれたという。栗田は「預けてもらったルパン三世を、これからも頑張って演じていきたい」と決意を新たにした。

 31日全国公開。


(共同通信)








  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス







  • 他のサービス