芸能・文化

ホテルが町工場とコラボ 東京・蒲田に開業

 ホテルのエントランスに置かれた旋盤機=東京都大田区

 多くの町工場が集まる東京都大田区の蒲田に、地元の10社以上の町工場とコラボしたホテルがオープンした。館内には実際に使われていた機械や、職人が作ったインテリアを展示し、地域の魅力をアピールしている。

 開業したのは「ホテル オリエンタルエクスプレス 東京蒲田」。エントランスでは金属などの加工に使われる旋盤機が客を迎える。閉鎖した工場から引き取ったそうだ。

 1~6階エレベーター横の「フロアサイン」は、複数の工場が共作。例えば1階のサインは、別々の会社で加工したアクリルとステンレスをぴたりとはめ込んだもの。他にも金属を折ったり、曲げたりと、階ごとにさまざまな「匠の技」が見られる。

 ロビーの天井を網目状のエキスパンドメタルにするなど、ホテルの内装としては珍しい建材を使って工業的な雰囲気を演出する。朝食ビュッフェは職人の食事をイメージしてお弁当箱に詰めるスタイルで、部屋への持ち帰りも可能。朝食会場のテーブルの上には、長さ6メートルの鉄板を二つ折りにして作られた照明が飾られる。

 連携している音声ガイドアプリ「ON THE TRIP」で、館内の工場製作品にまつわるエピソードを聞くこともできる。ホテルの担当者は「蒲田は羽田空港にも近く、立地もいい。たくさんの方に大田区の技術をご紹介できれば」と話している。


(共同通信)