火山情報=福岡管区気象台  鹿児島地方気象台発表(12日11時0分)

 火山名 口永良部島 噴火警報(火口周辺)

 2019年6月12日11時0分 福岡管区気象台  鹿児島地方気象台発表

 

**(見出し)**

 <口永良部島に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表>

 引き続き小規模な噴火の可能性がありますので、新岳火口から概ね1キロメートルの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2キロメートルの範囲では、火砕流に警戒してください。

 <噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引下げ>

 

**(本 文)**

 

1.火山活動の状況及び予報警報事項

 新岳火口では、2月3日以降噴火は観測されていません。

 新岳火口付近のごく浅い場所を震源とする火山性地震は2月以降減少し、概ね少ない状態で経過しています。新たなマグマの上昇を示すと考えられる、新岳の西側山麓のやや深い場所を震源とする火山性地震は、2018年8月16日以降観測されていません。

 火口内の熱の高まりを示す火映は、2018年12月以降観測されていません。山麓からの観測では、新岳火口及び新岳火口西側割れ目付近の噴煙や地熱域の状況に特段の変化は認められていません。

 一方、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、4月11日に1日あたり1000トンと一時的に多い状態となりました。その後は減少しましたが、現在も1日あたり100から300トンとやや多い状態が続いていますので、引き続き小規模な噴火の可能性があります。

 これらのことから、新岳火口から概ね1キロメートルの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒が必要です。また、新岳火口から西側の概ね2キロメートルの範囲では、火砕流に警戒が必要です。

 

2.対象市町村等

 

 警報の種類 火口周辺警報:入山規制等。

 警報の状況 継続。

 対象市町村 鹿児島県:屋久島町

 

3.防災上の警戒事項等

 新岳火口から概ね1キロメートルの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2キロメートルの範囲では、火砕流に警戒してください。

 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。

 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

 **(参考:噴火警戒レベルの説明)**

 【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。

 【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮

 者の避難等が必要。 

 【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制

 等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。

 【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。

 【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規

 制等。

 (注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)


(共同通信)