経済

G20宣言、米中に自制促す 経済減速に行動の用意

 G20大阪サミットで「大阪首脳宣言」を採択し、アルゼンチンのマクリ大統領(前列右から3人目)と握手する議長の安倍首相=29日午後、大阪市

 大阪市で開かれていた20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は29日、2日間の討議を終え閉幕した。採択した「大阪首脳宣言」は「自由で公正、無差別な貿易・投資環境の実現に努力する」とし、高関税で輸入を制限する米国と、不公正な貿易慣行が批判される中国の双方に自制を促す意図をにじませた。米中貿易摩擦に伴う世界経済の減速リスクを懸念し「さらなる行動を取る用意がある」と表明した。

 ただ昨年の宣言に続き「保護主義と闘う」との文言はなかった。地球温暖化対策のパリ協定でも一致した姿勢を示せず、協調の限界を映し出した。


(共同通信)