芸能・文化

全国初の勝海舟記念館オープン ゆかりの東京・洗足池に

 オープンした勝海舟記念館=東京都大田区

 西郷隆盛とともに江戸城無血開城を成し遂げたことで知られる幕臣、勝海舟の全国初の記念館が、ゆかりの洗足池(東京都大田区)近くにオープンした。手書きの書や写真、愛用品など45点を展示し、功績を伝える。

 勝は洗足池の景観にひかれ晩年、同地に別荘「洗足軒」を構えた。勝夫妻の墓所も池のほとりにある。昭和初期に建てられ、勝に関する図書を収蔵していた国登録有形文化財「旧清明文庫」を大田区が改修、総事業費11億円をかけて同区立勝海舟記念館として開館した。

 1階にはペリー来航時に幕府に提出した海防に関する意見書の草案などの資料が並び、幕末から明治にかけて活躍した勝の生涯をたどる。

 勝が残した言葉がモニターに映し出されるコーナー「海舟ブレイン」では、西郷らとの関わりや、勝の人生観に触れられる。勝が渡米の際に乗船した咸臨丸での航海を、大画面のCG映像で体験できる部屋もある。

 晩年に描いた自分の墓石の絵図や、羅針盤、すずり箱などの愛用品も展示され、偉人を身近に感じることができる。

 2階にはタッチパネルで勝に関するクイズを解いたり、洗足池の魅力を紹介したりするゾーンが設置されている。

 同館の小池達也館長は「海舟の思いや、彼が愛した地域の素晴らしさを伝えたい」と話している。入場料は一般300円、小中学生100円。


(共同通信)