政治

舩後氏が首相答弁批判「不適切で残念」 「桜を見る会」名簿破棄で障害者に言及

舩後靖彦氏=川田雅浩撮影

 筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者で重い障害を持つ舩後(ふなご)靖彦参院議員(れいわ新選組)は4日、安倍晋三首相が「桜を見る会」の招待者名簿を内閣府の大型シュレッダーで廃棄したのは「障害者雇用の短時間勤務職員」と答弁したことに「障害者雇用のために廃棄に時間がかかった理由のように語られるのは不適切であり、残念に思う」とのコメントを発表した。

 舩後氏は首相の答弁について「(名簿を)『桜を見る会』終了後すぐに廃棄できなかった理由の一つとして答えている」と指摘。「担当職員の属性は資料廃棄の根本問題とは関係ない」と指摘し「非常勤職員の弱い立場を利用したとも受け止められる内容と感じる」と不快感を示した。

 首相は2日の参院本会議で、野党議員が資料要求した5月9日に名簿を廃棄した経緯について「シュレッダーの空き状況や、担当である障害者雇用の短時間勤務職員の勤務時間等との調整を行った」と指摘し「野党議員からの資料要求とは全く無関係だ」と発言していた。

 菅義偉官房長官は4日の記者会見で、首相答弁について「名簿廃棄は『予約から作業まで時間がかかり過ぎだ』と国会で疑問視された。作業を予定していた方が障害者雇用の職員で、無理なく余裕を持って作業できる時間を確保する必要があったことを説明した」と釈明した。

 舩後氏は首相とメールを交わす旧知の仲で、首相は10月4日の所信表明演説で舩後氏を「友人」と紹介していた。【浜中慎哉】


(毎日新聞)








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