社会

博多祇園山笠、「7月開催」延期を提案 振興会、20日に正式決定

博多祇園山笠のクライマックス「追い山」=福岡市博多区で2018年7月15日午前5時、森園道子撮影

 福岡・博多の夏祭り「博多祇園山笠」の振興会が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今年7月の開催を見送る案を各責任者が集まる総務会に提案していたことが、同会への取材で判明した。20日の総会で正式決定する。開催が見送られれば、太平洋戦争による中断で1948年に復活して以降、初めてとなる。

 博多祇園山笠を運営する振興会の武田忠也会長によると、七つの舁(か)き山笠や飾り山笠の責任者らが集う総務会が4日あり、振興会から今夏の開催を見送る案が提示された。各責任者が案を地元に持ち帰り、20日の総会で意見を出し合う。

 博多祇園山笠は、毎年7月1日から15日に開催。華麗な飾り山笠が福岡市内の各所に展示され、締め込み姿の男たちによる勇壮な舁き山笠が披露される。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録され、期間中は約300万人(振興会発表)の人出でにぎわう。

 一方、ゴールデンウイーク中の「博多どんたく港まつり」の期間中にある、中世から伝わる伝統行事「博多松囃子(まつばやし)」が規模を縮小して実施されることが決まった。博多松囃子振興会の総会が5日あり、市内の祝い先約160カ所を訪れる行事を取りやめ、櫛田神社での神事のみとした。港まつりは主催者が既に中止を決めている。【一宮俊介、吉川雄策】


(毎日新聞)









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