経済

こんな時だからこそ…函館の「モーモータクシー」、空いた勤務時間で観光研究

観光研究会で情報交換するメンバー。ホルスタイン風の衣装で参加する乗務員も

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、函館市のタクシー会社「北海道・函館モーモータクシー」は、利用者減で空いた勤務時間を活用して観光研究会を発足させ、観光案内などの技量を磨いて収束後に備えている。

 同社は牛のホルスタイン種の柄をデザインした車両で知られ、道内有数の観光地である同市で主に観光客向けに20台の車両を保有。30人の乗務員が勤務している。同市でも感染拡大で2月中旬ごろから利用者が減少。道の「緊急事態宣言」の後は激減し、3月の売り上げは前年に比べ半減した。

 社内で不安が高まる中、「収束に備え、観光客へのサービスを向上させよう」と乗務員有志で観光研究会を発足させた。2月中旬から空いた時間に集まって市内の観光スポットを紹介する冊子を製作している。さらに利用客に記念撮影を頼まれた際のベストショットを撮影できる場所などの情報も出し合っている。リーダーの麓学さん(47)は「『こんな時期だからこそ何かやるべきことがあるのでは』と話し合ったことで研究会が生まれた。スキルを上げていきたい」と意気込む。

 同社は5月には全車両に電子マネーなどで決済が可能なキャッシュレス端末を導入し、サービス向上も図る。研究会の活動を見守る小川司社長(65)は「観光客が戻ったら全力でサービスできるよう頑張っていきたい」と前を向く。【真貝恒平】


(毎日新聞)









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