社会

「長崎くんち」32年ぶり中止 昭和天皇容体悪化の1988年以来 新型コロナ

大勢の観光客でにぎわった昨年の長崎くんち=長崎市の諏訪神社で2019年10月7日午前9時25分、金澤稔撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、長崎の秋の風物詩「長崎くんち」の奉納踊りとみこし行列が、中止されることになった。12日に関係者が協議して決めた。中止となるのは昭和天皇の容体が悪化した1988年以来で32年ぶり。

 長崎くんちは、毎年10月7~9日に開催される諏訪神社(長崎市)の秋の大祭で、国指定重要無形民俗文化財。約380年の歴史があり、7年に1度回ってくる市内の踊町(おどりちょう)が、舞や船回しなどの華麗な演(だ)し物を披露する。中止に伴い、今年の踊町の出番は来年に繰り越される。

 本番に向けて6月に稽古(けいこ)始めが予定されていたが、諏訪神社の池田剛康(たけやす)宮司は記者会見で「密閉、密集、密接で稽古する以上、健康と生命を守るのが難しい」と説明。「原爆投下や長崎大水害の後も奉納踊りから復興が始まった。中止は残念だが、来年はより一層力を入れたい」と語った。【中山敦貴】 


(毎日新聞)









  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス