
夏休みゼロ 兵庫・小野の市立小中学校など全13校 授業時間確保で

兵庫県小野市は22日、新型コロナウイルスの影響で臨時休校が続く市立の小中学校と特別支援学校の全13校について、夏休みをゼロとする方針を明らかにした。緊急事態宣言の期間が明ける5月7日以降も再開が不可能な場合を想定し、授業時間の確保を図る。
記者会見で、蓬萊(ほうらい)務市長は「保護者や教職員の不安を一日も早く払拭(ふっしょく)するため決断した」と述べた。同市では4月9日から休校が続いている。市立小中学校の夏休み期間は7月21日~8月31日。
また市は、約2万の市内全世帯と個人経営の事業所を対象に、上水道料金を5月請求分から半年間、全額免除する方針も示した。平均的な家庭で1万6500円の節減となる。免除総額は約3億2000万円。【関谷徳】
(毎日新聞)