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台湾 コンビニでもマスク予約可能に 支払いまで1分 薬局で行列不要

コンビニの機器に健康保険カードを差し込み、指示に従うとマスクを受け取るための伝票が出てくる(画像の一部を加工しています)=台北市中山区で2020年4月22日午前9時14分、福岡静哉撮影

 台湾は新型コロナウイルス対策として、コンビニエンスストアでマスクを予約する制度を始めた。これまでも薬局やネット予約で購入できたが、新制度では行列を作る必要がなく、予約方法も分かりやすくなった。

 台湾政府によると、全土には約1万1000店のコンビニがあり、人口(約2360万人)当たりの数は韓国に次ぎ世界2位。コンビニではチケット予約などで使われる機器に「マスク予約」の項目を新設。健康保険カードを挿入し必要なボタンを押すと、伝票が印字される仕組みだ。

 記者は22日、自宅近くにあるコンビニでマスク9枚を予約し、カウンターで手数料を含めた代金52台湾ドル(約180円)を支払った。作業時間は約1分だった。30日にコンビニに伝票を持参すれば、マスクを受け取れる。当面は1人当たり2週間で最大9枚に制限されている。

 台湾では市民や居住権のある外国人に身分証番号が割り振られ、健康保険証にひも付けされている。コンビニでも保険カードで身元を確認できるため、政府は予約状況を管理でき、マスクの買い占めや転売を防げる。

 これまでのネットを使った予約システムは、高齢者など機器の操作が苦手な人にとって不便だった。薬局で購入する場合も行列ができるという問題があった。一連のマスク購入システムはIT担当閣僚の唐鳳(オードリー・タン)氏が中心となって開発している。

 台湾政府は1月下旬以降、マスクの輸出を禁止。全土のマスク工場を管理し、生産ラインを大幅に増強した。生産量は当初1日188万枚だったが、現在は約8倍となる1500万枚となった。政府は4月に入り、友好国にマスクを送り始めた。日本にも21日、台湾製のマスク約200万枚が届いた。【台北・福岡静哉】


(毎日新聞)









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