社会

台風乗り越えたのに 茨城、道の駅食堂がコロナで休業「先が見えない」

食堂が入る道の駅かつら。農産物などの販売は続けている=城里町御前山で2020年4月20日午後4時2分、小林杏花撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、茨城県城里町の「道の駅かつら」の食堂が5月6日まで休業している。食堂は昨秋の台風19号で受けた浸水被害を乗り越えたが、今度は、かき入れ時の大型連休中に休業することに。店主は頭を抱えている。【小林杏花】

 道の駅かつらは、国道123号沿いにある。地域の農産物を販売する店と、その店の中に食堂がある。昨年10月、台風19号による豪雨の影響でそばを流れる那珂川の支流が氾濫。店や食堂は床上約1メートルまで浸水したが、近くの農家の人たちが手伝ってくれ、食堂は約2週間後に再開できた。

 ところが新型コロナウイルスの感染が拡大し、4月に入ってからは来客が激減した。食堂は密集を避けるために席数を減らして営業を続けたが、すべての県民に外出自粛が要請されたことを受け、今月15日から休業した。

 4~5月の大型連休は、食堂にとっては年間を通じて一番のかき入れ時だ。周辺の行楽地やキャンプに訪れる家族連れを中心ににぎわい、ピーク時には、人気の手打ちそばを目当てにした行列が店の外から続くほどだ。

 店長の谷津安男さん(54)は「台風の時は頑張って乗り越えることができたが、今回は当時と違って先が見えないため、待つことしかできない」と唇をかむ。

 食堂は休業しているが、農産物や加工品を販売する店舗は営業を続けている。ただ、例年の大型連休に比べると売り上げは大幅に落ち込む見通しだ。谷津さんは「連休明けには、店舗と一緒に食堂も営業したい」と話した。


(毎日新聞)









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