社会

子育てサロン、ネットでも 外出自粛で支援拠点休業 「顔見て育児に安心を」

「子育て支援のNPO まめっこ」が開く子育てサロン=まめっこ提供(画像の一部を加工しています)

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、子育て中の親子を支援する拠点や広場も利用中止を余儀なくされている。そんな中、家庭の抱える育児不安の解消や相談につなげたいと、各地の子育て支援団体が無料でオンライン版の子育てサロンを始めている。

 名古屋市内で活動する「子育て支援のNPO まめっこ」では、20日からオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を使ったサロンをスタート。初日は子育て中の7家庭とスタッフ5人の計12人が参加し、テレビ電話のような形式で双方向で交流したり、子どもと手遊びを楽しんだりした。

 まめっこが市内で運営する子育て広場は当面の間、休業。外出自粛要請で親子が家で過ごす時間が長くなる中、親子のストレスや育児不安の軽減につながる試みを模索し、休業中にオンラインサロンの実施を決めた。

 サロンは予約制で子育て中の親子が対象。主に平日の午後2時半~午後3時に開いている。中井恵美理事長は「家族以外の人と接する機会も減り、ストレスを抱える親も多い。顔の見える環境を作ることで安心してもらい、子どもにも楽しい経験をしてほしい」と話す。開催予定や参加方法の詳細はNPOのフェイスブックやホームページ(HP)で紹介している。

 同市天白区と瑞穂区で活動するNPO法人「つながる子育てにじいろ」も、両区や近隣に住む母親を対象に週2回、Zoomで「子育てセミナー」を始めた。わらべ歌遊びやストレッチなど、毎回テーマを設定して開く。

 妊婦や夫を対象にした「プレママ・パパのためのセミナー」も開き、助産師のスタッフが妊娠・出産に関する相談も受けている。開催日や参加方法は、NPOのHPに掲載している。

 一方、名古屋市港区の一般社団法人「はっぴーひろば」が運営する子育て応援拠点「はみんぐ」は毎日、インスタグラムでスタッフによるおもちゃの作り方や歌遊びなどの動画を配信する。Zoomのオンラインサロンも開催中で、日時や参加方法は団体のインスタグラムで公表する。熊沢多恵代表は「子どもとの過ごし方に悩む親も多く、動画配信やオンライン交流会が安心につながれば。広場は利用中止でも相談は受けているので、困りごとがあれば電話やメールで相談して」と呼びかけている。【細川貴代】


(毎日新聞)









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