
替え歌動画「アマビエらぷそでぃ」に反響 奈良の歌手「元気届けたい」

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、歌でみんなに元気を届けたい――。奈良県出身の歌手、川本三栄子(さえこ)さんが平城遷都1300年祭(2010年)のPRソング「大和路らぷそでぃ」の替え歌を作り、自ら歌った動画を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。
疫病から人々を守るとされる妖怪「アマビエ」を歌詞に盛り込んだ「アマビエらぷそでぃ」で、一日も早い終息を願い、少しでも元気を届けられるようにと川本さんが作詞。4月23日に公開を始めたところ、「久々に元気が出た」「子どもがまねて歌っている」など多くの反響が寄せられている。
♪アマビエ コロコロ コロナをやっつけろ 3密 守りましょう こころを ひとつに 頑張ろう。
替え歌では、感染拡大を防ぐために3密(密閉、密集、密接)を避けることや、健康のために体を動かすことなども呼びかける。カラオケバージョンも用意するという。
感染拡大の影響で、2月下旬ごろから仕事が全てキャンセルとなり、「無職」状態だという川本さん。「これまで多くの人を歌で元気にし、私も元気をもらってきた。今こそ歌で元気を届けたい」と話している。【久保聡】
(毎日新聞)