
端午の節句前に張り子の虎作り 子どもの成長願い

5月の端午の節句を前に男児の健やかな成長を願う「張り子の虎」の製作が、岡山県瀬戸内市の「武久守商店」で進められている。
張り子は、紙を水でとかしたものを虎の形に成形、天日干しで乾かすなどした後、顔や胴体に模様を描き入れる。サイズは計14種類あり、長さ約15センチの小さなものから約95センチのものまで作っている。
同社の武久忠社長(61)は「新型コロナウイルスの感染拡大で大変な状況が続いているが、小さな子どもが元気に育ってくれればと願いを込めて作った」と話している。【平川義之】
(毎日新聞)