
インド、全土封鎖2週間延長 首都などで感染者増加、厳戒規制継続も

インド政府は1日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて全土で実施中の封鎖について、期限となる3日以降も2週間延長すると発表した。封鎖は3月25日に始まり、延長は2度目。感染者は封鎖開始時の約600人から約3万5000人(1日時点)に増え、感染拡大が続いている。今回の延長決定により、封鎖が54日間に及ぶことから、経済への更なる打撃は必至だ。
一方でインド政府は感染状況を3段階に分類し、感染者が少ない地域では規制を緩和する。既に一部地域では工場の操業を許可しており、経済活動も徐々に再開させていきたい考えとみられる。ただ首都ニューデリーや西部ムンバイでは感染者の増加が続き、厳しい規制が継続されそうだ。【松井聡】
(毎日新聞)