国際

米下院が「遠隔投票」導入 議会史上初、規則変更の決議案可決

米連邦議会=ワシントンで2018年4月9日、高本耕太撮影

 米下院は15日、新型コロナウイルスの影響で議会運営が停滞するのを避けるため、「遠隔投票」を可能とする規則変更の決議案を賛成多数で可決した。米議会史上初めて本会議場にいない議員の投票を認めた。

 下院で多数派の野党・民主党のマクガバン規則委員長は採決に先立ち「下院は法律を制定し続けなければならない。そして、我々の安全が確保されるような方法でなされなければならない」と語り、規則変更の正当性を訴えた。

 賛成は217票、反対は189票で、共和党の議員は全員が反対した。

 遠隔投票は、実際には議場にいる別の議員に代理で投票してもらう形を取る。1人の議員に最多で10人分の代理投票を容認。遠隔地からの電子投票が技術的に可能になれば、導入を検討する。

 あくまでも新型コロナに対応するための暫定的な規則変更だが、与党・共和党からは、代理投票の合憲性を疑う声が上がっている。

 一方、共和党が多数派の上院では、すでに委員会の公聴会で議員や証言者が自宅などから遠隔参加することを認めている。だが、遠隔投票については、容認しない方向だ。【ワシントン古本陽荘】


(毎日新聞)









  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス