社会

秘境の滝も森林浴も…千葉の自然学校が「おうちで体験」プログラム

オンライン自然体験プログラムでも取り上げている「川廻し」でできたトンネルを紹介する豊島校長=千葉県大多喜町で2020年5月9日、浅見茂晴撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、体験希望者の受け入れを中止している千葉県君津市の「鹿野山自然学校」は、オンラインでアウトドア体験ができるプログラム「おうちで自然体験」を行っている。【浅見茂晴】

 同学校は2014年に設立。鹿野山(379メートル)周辺の房総丘陵でのキャンプや古道ウオークなどの自然体験プログラムのほか、温泉・森林セラピーなども企画している。

 19年の台風で、倒木などが発生し、自然体験が難しくなっていたところに、感染拡大が追い打ちとなった。打開策として、映像と音声を共有しながらコミュニケーションが取れるビデオ会議システムを活用し、三つのオンライン自然体験プログラムを企画した。

 その一つ「房総丘陵 秘境滝めぐりの旅」(60分)では、上空からの映像を交え、あらかじめ撮影した動画などで主な滝を紹介していく。房総半島は海底が隆起し、その後の雨などによる浸食で、「九十九谷」と呼ばれる蛇行した無数の谷や滝が形成された。江戸時代以降、新田開発などのため、岩をくりぬき新たに河道を建設する「川廻(まわ)し」と呼ばれる工事で多くのトンネルが掘られたことなど文化的背景も解説する。

 校長の豊島大輝さん(44)は「実際のプログラムでは上空から地形や川の流れを観察できないが、オンラインでは事前学習としても理解しやすくなっている」と話す。

 残る2コースは各45分のヨガと森林浴で、ビデオ会議システムで滝の動画を見ながら、呼吸法などを学ぶ。各コースは1000円(税込み)。同学校のホームページから申し込む。


(毎日新聞)









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