社会

キノコ栽培キット、コロナ特需 人気で品薄続く 外出自粛が追い風 群馬・桐生

キノコの栽培キットをPRする社員=群馬県桐生市西久方町の森産業で2020年5月29日、大澤孝二撮影

 キノコの種菌を生産販売する森産業(群馬県桐生市西久方町)の「栽培キット」が好評だ。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため家で過ごす時間が増えたことが思わぬ好影響をもたらした格好。注文が相次ぎ「品薄状態」という。【大澤孝二】

 販路を拡大しようと同社がシイタケやキクラゲ、ナメタケ、エリンギなどキノコの「栽培キット」のネット販売を始めたのは1999年。固形のおがくずに種菌を埋め込んだ商品で、冷暗所などに置いて朝晩水やりをすれば約10日で50個ほどのキノコが収穫できる。手軽に栽培できる商品として、もともと根強い人気はある。

 それが爆発的に売れている。

 きっかけは、ネット交流サービスのSNS。販路拡大を目的に、成長が早いキノコが、隙間なく、みるみる育っていく姿を公開したところ話題となり、注文が相次いだ。

 例年の販売数は年間6万セットほどだが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため「外出自粛」となった4~5月は、シイタケだけで4万7000セット以上が売れた。前年同月比で10倍以上の売り上げで、現在、品薄状態が続いているという。

 栽培した種菌を農家やJAなどに販売して今年で創業80年になるが、こんなことは初めて。同社の津久井壮介さんは「今はシイタケとキクラゲの2種類だが、秋からはシメジやエノキ、エリンギなど、種類が増えるので、ぜひ育ててみてほしい」と笑顔だった。


(毎日新聞)









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