社会

「元気に大きくなりました」 医療従事者へ低出生体重児ママが感謝カード 広島

メッセージカードを手に持つ「しずくの木」の代表漆畑希望さん(中央)と、会員や子ども達=広島市安佐南区で、小山美砂撮影

 赤ちゃんとその家族の笑顔につながる素敵なお仕事に、尊敬と愛を込めて――。そんな感謝の言葉を記したメッセージカードが、広島県内の5病院に届いた。新型コロナウイルスの感染拡大を機に、院内感染の脅威にさらされながら小さな命と向き合う医療従事者を励まそうと、広島市のママサークルが贈った。

 2500グラム未満の低出生体重児を授かった母親たちが、交流会や写真展などを通じて親睦を深める「しずくの木」が企画した。

 メッセージは4月からSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で募集。新生児集中治療室(NICU)でケアを受けた0~17歳とともに暮らす母親から「いつも以上に神経を使われていると思いますが、頑張ってください」「愛情いっぱい育ててくれたお陰で、ここまで元気に大きくなりました」などのメッセージが届き、わが子たちの写真を添えて贈った。

 しずくの木で代表を務める安佐南区の漆畑希望(のぞみ)さん(38)は次男晃さん(6)を1128グラムで出産。晃さんが生後3カ月を過ごしたNICUでは、長男ら兄弟も感染症予防のため防護服を着用し面会の回数も制限された。漆畑さんは退院後も極力外出しなかったといい、「コロナ禍が起きた後の生活とよく似ていた」と振り返る。

 晃さんはこの春進んだ小学校が、ウイルスの感染拡大に伴って臨時休校に。自宅待機を余儀なくされた子どもたちの健康を気遣う一方で「お世話になったNICUのお医者さんや看護師さんはより緊張しているだろう」とメッセージカードの作製を企画した。「小さな命に向き合ってくださるみなさまへ」と題した紙にまとめ、それぞれ3枚ずつを県立広島病院や広島市立市民病院などに郵送した。

 ママたちから、医療従事者へ。漆畑さんは「保育器に我が子を残して、病院から安心して帰れたのは医師や看護師のおかげ。大きくなった姿を見せて、応援する気持ちを伝えたい」と話す。しずくの木ではオンライン交流会を毎月1回開いており、問い合わせはEメール(sperca.shizukunoki@gmail.com)。【小山美砂】


(毎日新聞)









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