社会

「中也の世界に若者共感」教科書で読んだ詩 記念館でロングラン展 山口

少年少女の心を育てた中也の詩を紹介する「教科書で読んだ中也の詩」展=山口市湯田温泉の中原中也記念館で、降旗英峰撮影

 山口市出身の詩人、中原中也(ちゅうや=1907~37年)の教科書掲載作品を紹介する「教科書で読んだ中也の詩~思い出の一篇(いっぺん)」展が、同市湯田温泉の中原中也記念館で開かれている。

 湯田温泉に生まれた中也は10代で詩を始め、代表作「汚れつちまつた悲しみに」をはじめ珠玉の詩の数々を残した。死後に全集が出版され、教科書にも採用された。記念館調べで、49年以降現代まで「汚れつちまつた……」など約25作が中学高校の国語教科書に使われている。

 記念館が、毎年約1年ロングラン開催する「テーマ展示」の第17回として「教科書で……」を企画した。館の所蔵品や、開催を前に募集をかけて寄せられた約20冊の教科書のほか、直筆原稿や知人に出した手紙、写真も展示した。新型コロナウイルス感染拡大により4月13日から休館したが、5月19日から再開し、待ちわびた中也ファンが足を運んでいる。

 学芸員の池田誠さん(46)は「心の奥底に突き刺さり、10代の若者の共感を呼ぶ中也の世界を味わってほしい」と鑑賞を呼び掛けている。中也の詩が掲載された教科書提供も求めている。

 2021年2月14日まで開催。入館料一般330円(18歳以下と70歳以上無料)。同館(083・932・6430)。【降旗英峰】


(毎日新聞)









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