社会

4冠も見据える藤井聡太新棋聖 「名人をこす」夢は続く

 藤井聡太新棋聖は現在、王位戦七番勝負でも木村一基王位(47)に挑戦中で、2連勝を決めている。今年度内にタイトル戦が行われる棋戦としては他に、決勝トーナメントまで進んでいる竜王戦、前期リーグで残留した王将戦の二つが残っており、最大4冠まで可能性がある。

 日本将棋連盟の規定では、タイトル獲得2期で八段昇段、3期で九段昇段となる。昇段の最年少記録は八段が加藤一二三九段(80)の18歳3カ月、九段が渡辺明王将の21歳7カ月。藤井が王位も奪取すれば最年少で八段となり、年度内に3冠になれば九段への最年少昇段記録も更新する。

 前期王将戦リーグで藤井は、勝てば挑戦者となる最終局で敗れ、4勝2敗で挑戦権を逃した。今秋から、前期挑戦者の広瀬章人八段(33)、豊島将之名人(30)、羽生善治九段(49)を含めた7人のリーグ戦に参加し、再度、渡辺明王将への挑戦を目指す。

 藤井は、小学校時代の文集に「名人をこす」と夢を書いた。名人戦は階段を上るように順位戦の各級を1段ずつ上がっていかなくてはならない。藤井は現在、上から3番目のB級2組に所属し、名人挑戦権を争うA級に到達するのは早くて2022年。名人挑戦は早くても23年春以降となる。B級2組では緒戦2連勝と波に乗る藤井だが、夢の成就への道のりはまだまだ続く。【丸山進】


(毎日新聞)









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