スポーツ

24歳西武・与座、プロ初勝利 「殻を破る、殻を破る」 けが、育成契約経験

 ◇○西武3―2ロッテ●(23日・メットライフ)

 手術も育成選手契約も経験した24歳の苦労人、与座が5回2失点でプロ初勝利。「殻を破る、殻を破ると思いながら投げた」

 一回から逆球が多く、安田、中村に適時打を浴びて2点を先取された。だがそこから目つきが変わった。下手からの緩急を利かせて波に乗り、三回1死一、三塁で再び安田を迎えた場面では顔付近に飛んできたライナーによろけながらもグラブを差し出して好捕し、自ら危機を断った。勝利投手の権利を得るまであと1死の所で降板した前回12日の反省も胸に持ちこたえた。

 沖縄尚学高から岐阜経大を経てドラフト5位で入団した2018年、右肘のけがで満足に投げられず、右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術を受けた。オフに育成選手契約となり、リハビリを続け、昨年11月に支配下登録に復帰した。

 今年の自主トレーニングではソフトバンク・東浜に弟子入り。高校の先輩で08年のセンバツ優勝投手は自身にとって「大スター」。右肘の手術から復活を懸ける東浜と練習を積み、カーブの使い方も伝授された。

 松沼博久、牧田(現楽天)らが紡いできた西武の下手投げの系譜に名を連ね、「周りの方に励まされ、ここまで来られた。感謝でいっぱい」。173センチと小柄だが、やけにその背は頼もしい。【生野貴紀】


(毎日新聞)









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