社会

豊島名人の封じ手は4六歩 名人戦第5局、2日目の対局始まる

第78期名人戦七番勝負第5局で封じ手を指す豊島将之名人(左から2人目)。左は立会の屋敷伸之九段。右は渡辺明王将=東京都渋谷区の将棋会館で2020年8月8日午前9時、大西岳彦撮影

 豊島将之名人(30)に渡辺明王将(36)が挑戦、2勝2敗のタイで迎えた第78期名人戦七番勝負第5局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)は8日、東京都渋谷区の将棋会館で2日目の対局が始まった。

 朝から曇り空の東京。両対局者が対局室に入り、駒が並べられた後、立会の屋敷伸之九段が豊島の封じ手を開けて「4六歩です」と読み上げた。豊島が駒台の歩を4六に打ち、2日目の対局が始まった。

 1日目は第3局と同様の出だしから先手が棒銀、後手が4筋に飛を移動して駆け引きのある進行に。豊島が左右の桂を跳ねて、渡辺が局面を打開に出た局面で豊島が長考で封じた。

 封じ手の4六歩は控室でも予想されていた飛先を止める手。豊島は読み筋なのか7四歩(57手目)とたたいてから8三角と打ち込んだ。渡辺は7七に歩を打ち、拠点を作る。

 解説の戸辺誠七段は「封じ手は予想通りでしたが、その後の進行は予想外でした。豊島名人は封じ手の局面を有利とは思っておらず、相手の攻め駒を外して粘り強く指す方針に出ました。渡辺王将の7七歩~8四金はさすがの切り返しでペースを握りつつあり、勝負どころを迎えています」と語った。【山村英樹】


(毎日新聞)









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