
「鬼滅」広告掲載の全国5紙を小学校などに贈呈 「新聞触れるきっかけを」 大阪

新聞各紙の販売店で構成する日本新聞販売協会の近畿地区本部大阪府中部支部は14日、「子どもたちが新聞に触れるきっかけを作りたい」と、漫画「鬼滅の刃(やいば)」の全面広告が掲載されて話題を呼んだ2020年12月4日付の毎日新聞など全国紙朝刊5紙をセットにして、東大阪市立小など51校に贈呈した。
折田高志支部長ら支部役員3人が市教委を訪れ、土屋宝土(ほうど)教育長に手渡した。広告は「鬼滅の刃」の最終巻発売に合わせたもので、作者の吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)さんのメッセージと登場人物3人を1ページずつ各4面に掲載。5紙それぞれに異なるキャラクター計15人が描かれて話題になった。
同協会は新聞を通して子どもの活字離れ防止と思考力を育む運動に取り組んでおり、折田支部長は「子どもたちが自発的に新聞を手に取ってもらえたら」。土屋教育長は「ICT教育も重要だが、紙媒体の持つ力も大事。有効活用させていただく」と応じた。【山本夏美代】
(毎日新聞)