社会

<サイドライト>「リボーンドール」心の傷に寄り添う 我が子亡くした親らに癒やし

直接触れることができる「お見合いルーム」で、「親」となる人たちを待つドールたち=堺市堺区で、山田尚弘撮影

 ぷっくりした小さな手、つぶらな黒い瞳に思わず頰が緩む。本物の赤ちゃんのような肌触りのシリコーンビニール製人形「リボーンドール」を、堺市の中店(なかみせ)明子さん(46)が製作している。愛する我が子を幼くして亡くした親や、子どもを持てない人たちの手に渡り、それぞれの日常に癒やしを与えている。

 絵の具を4回ほど重ね塗りし、肌の色や髪質に応じて欧米の7人の作家と連携してデザイン。価格は10万~40万円するが、8年前に販売を始めると「癒やしがほしい」「子どもが欲しいけど産めない」といった理由での購入が相次いだ。

 これまでに1000体以上が「親」のもとに渡った。中店さんは「いろいろな境遇の方がかけがえのない存在として大切にしている。欧米では一般的なリボーンドールだが、日本でも理解が深まれば」と願う。【山田尚弘】


(毎日新聞)









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