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安倍マリオ、子グマが涙…記憶に残る過去のオリンピック閉会式

リオデジャネイロ五輪の五輪旗引き継ぎ式でマリオに扮して登場した安倍晋三首相(当時)=リオデジャネイロのマラカナン競技場で2016年8月21日、和田大典撮影

 8日に閉会式が行われる東京オリンピック。過去の閉会式では、さまざまな印象的なシーンが生まれている。

 1964年の東京五輪では、各国の選手たちが、国・地域や競技などの分け隔てなく、入り交じって入場した。日本選手団の旗手を務めていた競泳の福井誠選手が、外国選手に肩車される場面もあった。国・地域や人種、言語などに関係なく腕を組んで肩を抱き合う光景は「世界平和の象徴」と表現された。

 東西冷戦下で行われた80年のモスクワ五輪では、旧ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議した西側諸国がボイコットした。その閉会式では、観客席に人文字で描き出された大会マスコットの子グマ「ミーシャ」が一筋の涙をこぼした。旧ソ連は真意を明らかにしていないが、集まった選手との別れを惜しんだのか、出会うことができなかった選手たちに思いをはせたのか、世界各地で多くの議論を呼んだ。34年後に開かれた2014年ソチ冬季五輪の閉会式でも、マスコットのホッキョクグマが涙を流し、モスクワ五輪を想起させた。

 16年リオデジャネイロ五輪の五輪旗引き継ぎ式では、安倍晋三首相(当時)が人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のキャラクター「マリオ」に扮(ふん)し、地球の反対側にある東京とリオがつながったとの想定で土管から登場。赤い帽子を振って、東京での開催をアピールした。旗引き継ぎ式の演出では、次回大会開催地のスポーツ界の著名人が登場することが通例で、政治家が出るのは異例。好意的な反応もあった一方で、「政治的すぎる」という批判も起きた。【真下信幸】


(毎日新聞)










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