社会

残雪の中山開き 雪の合間から顔出すミズバショウ

例年より雪が多く残る中で山開きを迎えた尾瀬ケ原で、木道を歩くハイカーら=群馬県片品村で2017年5月19日午前8時、手塚耕一郎撮影

 群馬、福島、新潟、栃木4県にまたがる尾瀬国立公園が19日山開きし、尾瀬は本格的な登山シーズンを迎えた。今年、日光国立公園から分離・独立して10年となる。

 群馬県側の尾瀬ケ原(標高約1400メートル)では例年より雪が多く残る中、登山者はカメラを手に、雪の合間から顔を出し始めているミズバショウなど湿原の自然を楽しんでいた。尾瀬山の鼻ビジターセンターによると、ミズバショウは今月末から6月上旬にかけて見ごろを迎える。

 この日、片品村戸倉で山開き式があり、関係者や、環境省などから150人が出席し、シーズン中の安全を祈願した。群馬側(片品村)、福島側(檜枝岐村)、新潟側(魚沼市)が毎年交代で実施している。

 尾瀬山小屋組合の関根進組合長は「入山者が減っているので、今年は多くの人に訪れてもらえるようにしたい。山小屋を整備し、泊まる人を大切にもてなしたい。皆さんには尾瀬の素晴らしさを情報発信していただきたい」とあいさつした。

 環境省によると、昨年の入山者数は29万1860人(前年比10・5%減)だった。【米川康】


(毎日新聞)