社会

「ガラポン」もクールジャパン 外国人に人気

珍しそうに抽選器を回す外国人観光客=奈良市で2017年7月14日、新宮達撮影

 奈良市中心部の商店街・もちいどのセンター街で開かれている「ガラポン」抽選会が、外国人観光客の関心を集めている。昨夏から抽選に必要な買い物額を引き下げ、気軽に参加してもらえるようにしたことで、多くの外国人が回すと玉が出る抽選器を珍しがって挑戦するようになった。商店街の売り上げにもつながるなど、好影響も出ているという。

 同センター街で年数回開いている抽選会は従来、1回の抽選を行うのに商店街内で総額3000円の買い物が必要だった。2年ほど前、様子を眺めていた外国人観光客が「面白そう。どうしたらできるのか」と尋ねてきたのをきっかけに、昨年7月の抽選会から必要な買い物額を500円に引き下げたという。

 今年4〜5月に10日間、開催した際には、抽選器が回された回数は約1万7700回に上り、4年前の夏に比べ3倍超に増えたという。14日から開かれている今回の抽選会では、残念賞の景品のアメは72キロ(約7000個)もの分量を用意した。

 友人3人と観光で訪れたメキシコ人、リベラ・モンセラットさん(29)は「初めてやってすごく楽しかった。玉が出て賞品がもらえたのがうれしい」と笑顔だった。

 センター街の担当者は「抽選器を回すために小物などを購入してくれ、滞在時間を増やすきっかけにもなっている」と話す。今回の抽選会は19日まで開催される。【新宮達】


(毎日新聞)