経済

19年に自動運転、米で実用化 大手「一番乗り」へ

米自動車大手ゼネラル・モーターズが開発するハンドルやブレーキを設置しない自動運転車の車内イメージ=同社提供

 【ワシントン清水憲司】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は12日、ハンドルやアクセル、ブレーキを設置しない自動運転車を2019年中に実用化する方針を発表した。自動運転車開発では米グーグルが先行する中、GMは既存自動車メーカーとしては実用化の「一番乗り」を目指すとみられる。

 GMは電気自動車(EV)「ボルト」をベースに開発を進めており、19年中に米国内でライドシェアの試行を行う方針。一定の交通・天候事情の下、人間の介在なしで自動運転を行う「レベル4」の技術になる見通しだ。

 米国の安全基準では、ハンドルやブレーキなどの設置が義務づけられており、GMは、米運輸省に例外扱いを求める安全性報告書を提出した。報告書によると、システムが異常を起こした場合、予備システムが作動するほか、それでも問題がある場合には自動的に停車する。事故時には搭乗者が救助を必要としているか検知し、救助を要請できる仕組みも導入するなど安全策を整えることで早期の承認を求める考えだ。

 一方、グーグルは15年にハンドルもブレーキもない自動運転車の試験走行を成功させたほか、今年前半には緊急時の操作員なしで自動運転するライドシェアの試行を始める方針だ。


(毎日新聞)