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伊調選手、内閣府調査に応じる パワハラ告発

伊調馨選手=東京都港区で2016年8月24日、喜屋武真之介撮影

 レスリング女子で五輪を4連覇した伊調馨選手(33)が13日、日本協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを受けていたとする告発状を受理した内閣府の聞き取り調査に応じた。伊調選手が所属するALSOKが同日、明かした。ただ「公正な判断の妨げになる」と現時点で詳細は公表しなかった。

 また、内閣府公益認定等委員会に告発したコーチらの代理人を務める貞友義典弁護士は13日、内閣府による告発者側への聞き取り調査の概要を書面で明らかにした。

 調査は12日に東京都内であり、貞友氏も同席した。同氏によると、伊調選手を指導したことで栄氏から圧力を受けたと告発した日体大コーチの田南部力氏(42)が3時間、パワハラの内容を告発状で証言した元日本代表の男性(51)が2時間、聞き取りを受けた。

 その中で田南部氏は栄氏による「練習妨害やパワハラが日常化」していたと訴えたほか「女子の代表選考が恣意(しい)的に行われている」とも述べたという。貞友氏は「協会が公益認定を受けるにふさわしい団体になるよう指導監督をされることを望んでいる」とコメントした。【松本晃】


(毎日新聞)